いろいろ、考えさせられちゃいます。
「あなたのたいせつなものはなんですか?」と、問われて、即答できるかな? 今の私はできないな。あまりにも全てが当たり前に存在していて、大切なものが何かなんて気づこうともしないまま過ごしている毎日。 さて、山本氏の写真絵本は、子どもの笑顔がたくさんです。のどかな風景と短い文章で綴られ、とても読みやすいです。でも、ページをめくっていくと、笑顔から文字から目が離せなくなります。たいせつなものを教えてくれる笑顔の陰に、家族のことや国の情勢のことや戦争のこと…、彼たち彼女たちが願ってやまない「たいせつなもの」が見えてくるからです。 写真に写っている子どもたちとは何の面識もないけれど、地続きの地球上で「平和であること」を願っている子たちがいることを知ってしまったら、なんか、考えていかなくちゃかなとおもいます。 知らない国の子どもたちのことを伝えてくれるこの本は、難しい説明なしに世界に目を向けさせる本です。 著者の山本氏の考え方は氏のHPに詳しいですが、偏らない立場から「事実を伝えたい」という気持ちがあるように思いました。一読の価値ありとおもいます。
いまのわたしにできる国際協力。
カメラを向けられれば、約束したようににっこりしてくれる子どもたち。
しかし、その子の足は義足だ。
まっすぐにカメラを見据えて、
わたしは「人身売買と売春」がきらいです。
と答える十四歳の少女。
「あなたのたいせつなものは なんですか?」
ごみの山に暮らす五歳の少女のまっすぐな瞳に射すくめられて、まぶたを閉じた。
だけど、次のページのはにかみながら微笑むその子を見てほっとする。
あたいのたいせつなもんは「お花」よ。
わかってる。
そうだよね。
いまここで、この場所で生きていることが、いちばんたいせつなんだ。
写真絵本という形をとりながら、カンボジアの「過去」と「いま」を伝えています。
「本当に意味のある国際協力」を実践する山本さん。
それほどの実行力は自分にはないけれど、子どもたちの笑顔が心からのものになるように、
この絵本を買って少しだけ協力させて頂きました。
小学館
地球温暖化、しずみゆく楽園ツバル 彼女の夢みたアフガニスタン 世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ 世界で一番いのちの短い国―シエラレオネの国境なき医師団 アフガニスタンに住む彼女からあなたへ―望まれる国際協力の形
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